筋トレは呼吸が大切である。

筋トレにおいて、呼吸は大切だ。

呼吸法は見落としがちであり、なかなか勉強をしようと思ってもできない。

だがこの呼吸こそが、筋トレの真骨頂である。

 

人間には、胸式呼吸と腹式呼吸があるが、この腹式呼吸が大切である。

腹式呼吸をする事によって、お腹の中にある横隔膜が鍛えられる事になるからだ。

これは俗にいうインナーマッスルというものであって、人間には当然なくてはならない筋肉だ。

この横隔膜を上下に大きく動かす事によって、体内に入れる空気の量が上下する。大きく酸素が取り込めれば、体の循環が良くなり、脳への血流も増える。横隔膜を鍛える事によって、筋肉の核を鍛えれば、その分パワーも出るし、バランスも取れる。

正しい呼吸をしない筋トレは半分以上無駄だと言っても過言ではないのだ。

基本的に3秒かけて吸い、2秒かけて吐く。

これを筋肉の伸び縮みに合わせてトレーニングを重ねる。

慣れるまでは時間がかかるが、慣れてしまえば今までしていた筋トレの倍以上の効果が期待できるだろう。

 

人は太古の昔から、呼吸法を大事にしてきた。

古武道でも合気道でも弓道でもヨガでも、呼吸はトレーニングや健康法、武術、様々な分野で共通に研究されている。

 

筋トレももちろんそのうちの一つだ。

人間は生きてから死ぬまで呼吸を続ける。

だから一生間違った呼吸をしていれば体調が悪くなるのもうなずけるし、逆に正しい呼吸をし続けていれば健康にもなるだろう。

 

正しい呼吸を学ぶ事は、筋トレに限らず、自分が起こす行動全てに関わってくるのだ。