英語を考える.4


英語を勉強するにあたって英語の事を考えないようであれば理解することもできない。そう思い、そもそも「英語とは何だろうか?」という事について考える。※以下の記述は全て「正しい答え(google先生)ではなく一個人の考察」である事を確認しておく。


英語とは「英」と「語」と書くくらいだから、「英国の語学」だ。

英国(イギリス)とは今のUK(united of kingdom of great britain and Northern Ireland グレートブリテン及び北アイルランド連合王国)の事だ。現在のイギリスは「イングランドスコットランドウェールズ北アイルランド」と4つのパートに分かれていて、日本と同じ立憲君主制国家である。人口はおよそ6500万人で、首都であるロンドンの人口は1200万人と東京都同規模である。GDPは2兆4000億ドルで世界第6位。


しかし、イギリスだけが英語を使っているというわけではない。アメリカはもちろん、カナダも公用語は英語、インドもヒンディー語と英語を公用語としてるし、フィリピンもタガログ語と英語を公用語としている。その他には、北欧であるスウェーデンデンマークフィンランド、オランダなどと、英語を公用語には指定していないが、ほとんどの人々(特に若い人)はネイティブと同じ程に英語を使用する。しかもほとんどは「先進国」だ。


なぜこんなにも英語を母国語としている国が世界には存在しているのか?

これには「大英帝国時代」が関係しているのではないかと考える。

第二公用語であるインド、フィリピンは元々英国の植民地であり、長い間イギリス

支配されていた。さらには元々イギリスに住んでいた貴族達が嫌になって移動した先が今のアメリカだ。カナダも同様と言っていいだろう。ちなみに東カナダはフランスの植民地でもあったため、公用語が英語とフランス語となっている。今のイギリスの国旗(ユニオンフラッグ)が国旗に入っている国はほとんどが公用語が英語だ。逆に言えばこのユニオンフラッグが入っている国は元々全てイギリスの植民地だったという事だろう。


しかし、なぜこんなにも英語が拡大したのだろうか?

これには「シンプルで使いやすかったのではないか?」と考えている。例えば、英語は結論を先に言う。よくよく考えると会話でも文章でも結論が一番大切なのだから、結論を先に持ってくるのは自然といえば自然なのかもしれない。文字に関しては、日本語は50音もあって、ひらがな、カタカナ、おまけに漢字ってめちゃくちゃ多い。今考えると日本語は相当複雑な言語なんだなと思う。それに比べて、アルファベットは26文字しかない。動詞だけを言えば命令形だという事もわかる。動詞の場所でこれは疑問形だとか、形容詞だとか内容もわかるようになっている。こういったシンプルな表現が人々に、覚えやすい、使いやすかったのではないだろうか。


更に、元イギリス領国々でのワーキングホリデー制度。日本でも人気なワーキングホリデー制度は「イギリス、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドアメリカなどが代表的な国として実施されている。注目すべきはそのほとんどがやはり元イギリス領だ。英語を公用語にし、更にその地で他の国々を積極的に受け入れ、教育に力を入れたのはイギリスの戦略的な背景があるだろう。


こうやって文字にして書くと、英語の事全然知らなかったんだなとつくづく思う。

と同時にもっと英語を知っていきたいとも思う。

次回も引き続き英語について考えていく。