ブロックチェーンはインターネットに信用をもたらす。
これから始まるブロックチェーン革命の何がすごいのだろうか?
それは、インターネットのネットワークに信用をもたらす事だ。
インターネットの利便性が人々の生活を変えたのは言うまでもない。
しかし、唯一の欠点は、信用性がないことだ。
信用できる情報かどうかは、個々の判断にゆだねられる。
いまだに匿名書き込みが可能で、中傷も減らないのも事実だ。
ブロックチェーン革命は、このインターネットに「信用」をもたらす。
例えば、AとBの人が不動産取引を行う。
現在の手順では、契約書を交わし、料金を支払い、納品がされる。
この「取引」は、事実行われたものだが、これが真実かどうか確認するには、「契約書を手に入れる、更にその契約内容を読み解く人物に渡し、真偽か判断してもらう。」事だろう。インターネット上にアップロードされていたとしても、契約書自体が偽造されたものかもしれない。
だから、この「取引」を確認する方法は手間がかかる。
しかしこれがブロックチェーン取引によって行われたとしよう。
その場合、この取引は「確実にインターネット上に証拠として半永久的に残り、誰も改ざんする事ができない。」
つまり、確実に「AさんとBさんが不動産取引された」というデータが残る。
これができるようになれば、証拠書類として提出する事が可能になる。
銀行でお金を借りる際に、「担保として不動産を持っているか確認させてください。」
という質問に対しても、「ブロックチェーンの記帳(例えばファイルか、記帳リンク)」を投げれば、一発で証拠として受理する事が可能になる。
就職活動でも、自分が大学を卒業したリンクを送れば、面接官は証拠として受け取る事ができる。ゆえに、履歴書に活用する事ができる。
婚姻者であることを証明したければ、結婚した時のブロックチェーンデータを送ればよい。
現存するどんな取引でも、インターネットで、即座に確認する事ができるようになるのだ。
だから、現存する取引は、すべてブロックチェーンに置き換える事ができる。
ブロックチェーンに置き換えられたデータ(取引)は、インターネットで見る事ができる。
インターネットの情報が、信用あるものになる。
言ってしまえば、2chのような匿名書き込みが前提となる場所、適当な事ばかり書いてあるレビューサイト等は、なくなっていく可能性が高い。
そして、「この発明」を利用できる人間のみが、利用していく。
言い換えれば、インターネットでも格差が生まれるようになるのかもしれない。