コンセプトアートについて

 

コンセプトアートとは何か?

 

コンセプトアートとは、設計図として考えるとわかりやすい。

例えば、何か漫画、映画、アニメ、ゲームなどのプロジェクトのシナリオができたとする。

そのプロジェクトには、デザイナーや、脚本づくりの人や、声優や、プロデューサーや、いろんな人たちが一緒に仕事をしている。その人たちの頭の中では、言葉で理解をできたとしても、同じイメージができているわけがない。

 

そこで登場するのがコンセプトアートだ。

このコンセプトアートはその人達が作りたいイメージを、具現化してその人達の為に作るという事である。なので、自分が満足のいくものを書くのではなく、その人達に向け、考えられているイメージを具現化し、視覚化し共有してもらう為に描く事だ。

 

コンセプトアートについて大切なのは2つ。

一つは芸術としての基礎、パース、構造、色彩、明度などの技術。

次に、なぜその絵に至ったかという具体的な思考プロセス。しっかりと考え作られ、偶然にできたものではないという事の証明。

 

この2つをイメージして作る事が、仕事に求められている技術である。