子供は生まれた環境が厳しいほどたくましく育つ。
幼い頃、決して裕福ではない家庭で育った友人がたくさんいた。
そのほとんどは今たくましく、育っている。
なぜならば彼らは体験的に、人生は厳しいものだという事を経験しているからだと思う。
嘆いている暇などない、悲しむ時間があれば、自分にできる事を精一杯やり、その1日を一生懸命に生きる。
ではかといって、一般の裕福の家庭の子供たちがたくましく育たないかと言うとそうでもない。中流家庭でも立派に育っている子もいるし、家が富豪の子供も同様に富豪になるケースもある。
ではたくましく育たない子と、たくましく育つ子には何が違うのか。
自分は環境だと思う。
どんなに裕福な家庭で生まれた子でも、お前はダメなやつだと育てられれば、自身がない子に育つ。逆に厳しい家庭でも、お前は本当にすごい子供だと幼い頃から言われ続ければ、立派に自身がみなぎった子に育つ。
生まれた環境がその子の人生に大きな影響を与えている可能性はある。
だから実は生まれたところで人生のほとんどが決まっているのかもしれない。
だがそう思いたくない自分がいる。
誰でも生まれた環境に関係なく、人生を変えられるとか綺麗じみた事を言いたくはないが、そうあっていて欲しいとも思う。