数字に感情は入れない。
数字を見るときに、感情は入れてはいけない。
数字は物の価値やサービスの価値を可視化できる最高の発明だ。
この数字のおかげで私たちは日々買い物をしたり、社会に貢献できたり、常識を作ったりしている。
資本主義にとって数字はなくてはならない存在だ。
いきすぎた資本主義は、人さえも数値化できるようになっている。
おれは頑張ってやり切った!と言っても、数字が出ていなければ、それは仕事をしたことにはならない。それは趣味だ。
仕事の世界では数字を出して初めて、発言する事ができる。
数字だけで見た場合、その人は仕事をしていなかったというのが常識的な判断だ。
よく何かに対して、高いとか安いとかいう。
しかし言葉だけで見ると、「高い」の反対は「低い」であり、「安い」ではない。
数字が高いか低いかだけであって、数字は悪いものではない。
数字は現象だ。
そしてその現象に動かされているのは、人間の感情だ。数字が少し変わったからといって、今すぐ命がなくなるわけではない。
まずその事実を胸に刻む。
何かを判断するときにもっと数字をみよう。
もっと冷静に数字を計算してみよう。
もっと冷静に見比べてみよう。
数字に悪意はない。