忍耐力。

 

 

ある子供を対象とした、実験がある。

 

・すぐに食べれるが、1個しかお菓子をもらえない。

・15分待ったら、2個お菓子をもらえる。

 

これは、後者の子供の方が優秀な結果が出たという。

 

忍耐力とは、何か嫌な事、辛い事、をこらえ、じっと耐えて待つ事だ。

例えば、拘置所や刑務所という場所は、忍耐力を強制的に培われる場所でもある。

彼らは、いつか「出る」という日まで待つことをさせられるのだ。

 

この忍耐力は、投資に応用できる。

投資では、利益を出そうと考える。

損益を出そうと思って、投資をする人はいないだろう。

利益を出すか、損益を出すか、どちらかに一つだ。

 

問題は、この損益が出た時だ。

常に損益が出ている状態というのは、常にプレッシャーがかかる状態だ。

つまり、「辛い事」にあたる。

辛い状態を、どれだけこらえる事ができるだろうか。

 

塩漬けになったとしても、それを2年、3年と待ち続けられるか。

ここで忍耐力が試される。

それができないのであれば、損切をするしかない。

 

これは一例のパターンであり、

すぐに売りたい。

すぐに買いたい。

すぐに利確させたい。

という、「待つ」ことをせずに、行動をする事がたくさんある世界だ。

オンラインショッピングでも、欲しい、と思ったものはすぐにクリック、という時代だ。

人々の忍耐力は、ことごとく消え失せてきている。

 

この忍耐力や、待つ力を怠った者たちはことごとく消えていく。

本当に欲しいもの、目標を定めたものを決めたら、自然とやってくる時が来るまで待つしかない。

 

誰でも今すぐに手に入れたい。

今すぐに食べたい。

その行動は、犬の待てができないのと同じ行為である。

しかし、もしより大きな、何かを求めるのであれば、待つという行為は必須だといえる。