知識と思考について考える。
今ペルーにいる。
自分はインターネットに関しては読む側だったのが、少しずつ配信する側になっている事に驚く。
やはりなんでもチャレンジするべきだ。
さて先日、ちきりん著の「自分の頭で考えよう」という本を読んだ。
大事な事が書いてあったのでまとめておく。
これからの時代に「考える力=思考」が必須なのは何度でもブログで書いた。
ここで大切なポイントは「知識=情報」と「思考=考える力」は別物だという事だ。
知識はネット等で得た情報。そして思考は、その先にあるもの。
「知識は過去」で「思考は未来」。
これをはっきりと理解していないといけない。
ちきりんさんはこの知識と思考を分断する事から始まるという事を説いている。
そして思考をするには「思考の棚」を作ることが重要だ。思考の棚というのは簡単なマトリックスで、「既に起こった事情に対して、別の事例がだとどういう結果を生むのか」という事だ。
例えば国のGDPに関して。
日本は1億人いてGDPが600兆円だとする。
一人当たりのGDPは全世界で同じだと仮定して、ではコロンビアのGDPはどれくらいだろうか?と考える。
この事例を常に考えておく。
そうすると、コロンビアの人口は5000万人という「知識」が入った瞬間に「コロンビアのGDPは300兆円」とすぐに「思考」する事ができるのだ。
「この常に考えておく、準備しておく」
という事が思考の棚だ。
2020年は東京でオリンピックがある。(知識)
東京の地価は高騰するだろう。(思考)
こうきたら→こうなる。
こんな簡単な事でも思考なのだ。
まずは知識と思考の分断から考えていきたい。